2006/08/29(火) 05:43
リッキー・リー・ジョーンズが来たらしい。
そんな話を後で聞いた。
それも、場所はコットンクラブ。
「え、東京にあるの?」
なんてマヌケな反応をしてしまった。
ってことで、お宝リッキーは見逃したものの、そんなミュージシャンを呼んでしまう、コットンクラブには行きたいと思っていた。
それがやっと実現。
ビルの2Fに行くと、あのコットンクラブの玄関。「おおおおおお」って感じ。
そして、店にはいるとBGMがステファン・グラッペリ。
これが雰囲気が合う。
しかし、アタマの中で鳴るのは、やっぱりエリントン。
どうしても、コッポラの映画の影響からは抜けられませんよ。
ミュージシャンとか関係なしに行ったので、見たのは古内東子。
ボクのような人間が遭遇することのないミュージシャンなので、まぁ冷やかしでした。
最初の曲は、パターンのメロディーでも、コードが変わっていたので、多少聞けたけど、後は、個人的にはダメ。メロディーもピアノ伴奏も全部クリシェに聞こえたんですけど、どうなんでしょう?
悪い聞き手でゴメン!
後、コットンクラブというと猥雑なイメージがあったけれど、ピアノの弾き語りを、静かに聴くホールの雰囲気もちょっと抵抗あった。
あのビル・エバンスの『ワルツ フォー デビー』だって、ざわめきが聞こえるじゃないですか!
ただし、彼女の詩は立つ。とっても立体的で「本を読まない」と言ってたけど、そうはとても思えない。その立つ詩をじっくり聞きたいというのがファン心理なんだろうな・・。
ホールのおねーさんはきれいでサービスもよく、こっちのグラスが空になることは金輪際ないタイミングでお酒をついでくれるので大名気分。高かったけど価値がありました。
ブルーノートのように順番取りをしなくてもいいのも道楽おじさんには向いている。
また来ます。
できたら、猥雑な音楽を聞きたい。
どうもコットンクラブのイメージはそういう感じなので・・。
毎度言っていますが、東京という玉手箱は素晴らしい。
CDショップは1990年代初めの頃の夢のような状態ではなくなってしまい、カスなCDが前面に並ぶ情けない状態になってしまっているけれど、ライブの状況は本当に良いと思う。
起きていることは、パッケージの凋落ってことなんでしょうな。
それは分かっていたことだけど、あらためて確認と言うところです。
kier
かねこさん2周半お疲れ様でした。