【最近賞味したもの】
『バッファロー’66』2006/08/24(木) 09:16
ヴィンセント・ギャロである。
なんだか、とっても多才な人・・。そのイメージだけがあった。
実際、監督やって、脚本やって、音楽やって、出演して、ボーリングまでやってる。
でも、こういう人の初監督作品というのは裏切られることが多いので、「縁なしモード」を決め込んでいた。
いやいや参りました。
やっぱり多彩だは・・・。
ついでに力も入っていない。
だから、クリムゾンとイエスをサントラで使ったのもご愛敬。
こういう「だから何なんだ!」という映画はいい。
説教もなければ、道徳もない。当然、ヒーローもいない。
ハリウッド型のヒーローがダサク見える。
1976年頃からロックが格好悪くなっていったように、もっとデカイムーブメントでハリウッド型ヒーローがダサイ事実が広がらないかな~。
まぁ、あれだけかっこよかったロックがオルタナやフリッパーズやその他もろもろのせいで格好悪くなったように、一定の文脈で語られるものは格好悪くなっていくことでしょう(きっと、いつか・・・・)。
でも、ストラングラーズが「No More Heros」って歌って30年たってしまった。
まぁ、いっか・・・。
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