【最近賞味したもの】

2006/08/25(金) 08:19

マンションの一室がお店!三昧

某社編集の方からマンションの一室がお店なお店に連れて行ってもらった。

お店なお店1軒目はスシ屋さん。
普通の対面式厨房のちょっと大きいのがそのままカウンター。
お酒は好きに飲み放題。
後は、マンション一室ということ以外は普通のスシ屋さん。

ネタは、いくつか唸るのがあった。
出されるものは普通のスシ屋と変わらないので、特別の驚きはなかったけれど、密室な感じがよかった。

この店は、一日6人から10人のお客があるという話。
客単価が12,000円くらいかな?(ご馳走になったのでわからない・・)
年間売上3000万円くらいで粗利が80%で2400万円。
諸経費は、家賃以外にはほとんどなし。
だいだいキャッシュで1800万円(税引き前)くらい残る経営?

まぁ、日本の税制下で、リスク最小でお金を残す飲食店経営の一つの形。
ついでに、お客は口コミでしか来ないから、変なお客は相手にしなくていい。
内部留保は限られるけど、どこかの飲食店で勤めているよりはいいな・・・・・・。
これで、もっと謎を多くして単価を上げられれば、びゅーてぃふる。
ただ、期待度が高くなるから、かなりのワザがないと難しいか?

もう一軒は、びゅーてぃふるなオネーさんがやっているバー(って言うんでしょうか?)。
某雑誌に紹介されたせいで、マンションのオーナーにばれて引っ越しするらしい(もう、せっかく場所がわかったのに・・)。

こちらも、狭いマンションの一室で、対面キッチンで飲む。
どぶろくの作り方の話などをしつつ、シェリー酒のデカンタージュのワザを見せてもらう。
ちなみに、ボクはどぶろくの作り方については詳しいのだった。
最初から最後まで酒の話を拝聴。
むずかしくてわからないこともあったけど、お酒のウンチクは面白かった。

最初は我々二人だけだったけど、そのうち若者が二組。
一日どれくらいのお客さんがあるんだろう?
客単価もよくわからない。
でも、最初のスシ屋と同じくらい?いやいや、多いかも知れない。

この店では、個人が発するウンチク、こだわり、知識、知恵って言うのが裸でお金になっていく形を見た感じ。
当然、普通の店にもそういうのはあるんだろうけど、限られた人間が密室という条件で、自分のためにだけ出されたお酒を飲みながら知識を拝聴するのは格別。

囲い込み運動から始まった資本主義は、岩井克人が言うような「自由の道具」ではないけれど、当初の性質から大きく変化して、大衆のものになってきた。
そいでもって、「芸」がダイレクトにお金になるようになってきた。
これはまだまだ進むね。

「芸を磨く」とか「腕を磨く」っていい言葉だ。

「マンションの一室がお店!三昧」へのコメント(0件)
  1. 最近、この手のお店が増えてきているみたいですね何度かボクも行ったことあります。
    へー、大家さんにばれると出て行かなければならないんですね。
    「スシ屋さん」と「びゅーてぃふるなオネーさんがやっているバー」はどこにあるのでしょうか。
    勉強のために可能なら教えたいただけませんか。そのお店紹介の掲載雑誌でも。

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