2006/10/11(水) 08:31
ミュージカル『With You』の打ち上げで、この舞台の脚本を書いた永井さんの話を聞いた。
何せ、人生が180度違う人の話は面白い・・と思った。
ところが、案外似てるのだ。
「どうして、自分で脚本を書くようになったのか」という問いに対する回答なんて、「どうして、あなたはサラリーマンを辞めたのか」という問いの回答と全く変わらなかった。
さらに、「この後、今回舞台を共演した仲間達は明日からどうするのか?」と聞くと、
「みんな、バラバラ。どこに行くかも知らない」のだそうだ。
げ!これって、ベネチア時代の資本主義の基本ではないか!!
その頃は、旅芸人の方が固定したチームで動いてたはず。
なんてことはない。舞台作りには、資本主義の基本がある。
そういう視点で見ると、私たちの仕事に参考になることが多い。
それを永井さんに言うと、
「私が話したことを、みなさんビジネスの方々は、参考になると言う。何だか、損した気分・・」(こんなニュアンスの発言ですが、正確ではありません)とのお返事。
私たちもプロジェクトごとに組織を作る昔の資本主義に戻るべきじゃないかな?
残念ながらLLCは使えないけど、LLPがある。器は揃っている。
もし、そんな流れが復活すると、バカ社長は生きられない。
ビジネスの世界も、プロのプロデューサーが中心となった職人の世界になる。
ソシタラ、ワタシハイキノコレルカ?
んーー、そうなったらビジネスの脚本家をやりたいな~。
ただ、問題は、プロジェクトだと短期決戦になる。それは、あまり好きじゃない。
んー、昔の資本主義は魅力だけど、今はフロンティアの資源量が少なくなっているから、馴染まないよな・・。
結局、これもアウフヘーベンしていくってことだな。
でも、考えてみると、そういうのって音楽の世界にはある。
んーー、なるほど。
面白い組織作りがはじめられそうな気がする。フフフフフフ・・。
と言うことで、永井さんの悔しさをよそに、いいヒントを頂いちゃったのだぁ!