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『フジロック』断念

手元にあるリストバンド。
無念だが、事務局に送って返金処理をすることとする・・。

現在の「巡礼」が、歴史上の出来事と同じになるかはわからない。
だいたい、人がどれほど集まるかも謎(ただし、主催者が掟破りに集客する過去の行いはよーく知っているので公式アナウンスは真に受けない)。

だいぶ悩んだ。
そこにデルタ株が来た。
最初はよくわからなかった。
しかし、「かなり怖いよー」という資料が散見される。
少しビビりつつ、それでも気分はコロナ慣れ。

ところが、R0(基本再生産数)がわかってびっくり!!
「これは、・・・・・・」
最強ですよ、デルタ株・・。

世間様は、コロナ慣れで新規感染者数の桁違いの数字にもなんとも思わない雰囲気。
そんな状況下に、必殺秘密兵器が導入されている・・というのが事実なのかも?

思えば、昨春から秋にかけて、世間の騒然とした空気の中で、私は余裕をかましていた。
「コロナは怖くない・・」と言っているオオカミ少年みたいな人たちと同意見・・ということでもないけれど、感染がべき分布であるという事実が、私にかなりの安心感を与えてくれていた(もちろん、R0の低さも・・)。

いろいろ悩んだけど、ワクチン2回目が終わった。
今のところは打って良かったと思っている。
デルタ株にはこれしかないとも思う。

でも、この開放感のなさはナニ?
もっと開放感にあふれると思っていたのに・・。
そして、『フジロック』も諦めてる状況。

ほぼ1年半、あまりコロナを怖がらずに、それなりに正しく恐れてきたのだけれど、 次の1年半はどんな感じなものか?

ラムダ株の話も、嘘だろ!(おそらく、嘘)と言いたくなるくらい、ヤバい感じでもあるしね・・。

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パクリ?

昔、当社の『年末のご挨拶』を、そのままコピペして送信している人がいるという報告をいただいた。
私は、どんなコピペなのかを知らない。
発信者が誰なのかも聞かなかった。

ただ、つまらん世の中だと思った。
もう、15年以上前のことである。

それからも、ツマラナイことは時々起きた。
どれもこれも忘れてしまったが、イヤーな気分だけは残っている。

(独り言:ここまでの文章は自分の文章のコピペです。なお、原本の登場は1年後です。笑)

しかし、最近はそういうこともない。
本も書かないし、別に目立ったこともしていないし、そもそも私にそれほどの価値があるわけでもないので、普通のことだと思う。

・・・と思っていたら、最近、余計なことを教えてくれる人がいた。
そして、該当の本を見た。
頭のいい人らしい。これはパクリとは言わないな。
でも、どうなのか?
「オカモトさん、あなたがセミナーで話していたアイデアを使わせてもらいますね・・」って言えばいいだけの話ではないのか?たったそれだけのことである。
いわゆる仁義というものだ。

しかし、ここで安田登さんの言葉を思い出す。
「自分が何かをする力ではなく、相手に何かをされる力」

まーそういうこと。
悲しいけれど、私という人物がつまらないってことなのだと思う。

ただし、私は「自分が何かをする」ということについては、仁義は通してきたつもりだけどね。

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みかん

慶応大学近くでタクシーをひろう。
「恵比寿まで」
運転手は言った。
「恵比寿までの行き方がわからないんですよー」

このシチュエーションは、普段は即タクシーを降りる。
でも、この日は、やっと出会えたタクシー。
私は不機嫌そうに言った。
「じゃー、道案内するから行って。まず、その交差点左ね・・・」

車が左折してから私は言った。
「運転手さん、普段、どこ走ってるの?」
「足立区の方なんですよー」

朝、お客を乗せて足立区の方から港区に。
そして、帰ろうとしてるんだけど、次々とお客さんにひろわれて帰れない。
今度こそ帰るぞ・・と思ったら、また私にひろわれてしまったそうだ。
「今日中に帰れるといいねー」
私は言った。

突然、運転手が、みかんを差し出す。
「道案内代です。どーぞ」
「あ、ありがとー」
それから、運転手のワクチン接種の顛末なんかを聞かされながら目的地に着いた。

タクシーを降りて、懐かしさを感じた。
学生時代、夜のバイトが終わるとタクシーチケットをもらって家に帰っていた。
当時のタクシーはガラが悪いというのが一般的印象。
比較的マシと思われていた個人タクシーをみんなが選んでいた(今は印象が真反対になった・・)。
若い小僧がタクシーに乗ると、タクシーの運転手は「学生さん?」と話しかけてきた。
一度は、車内に忘れ物をして、自宅に伺ってケーキをごちそうになったこともある。

『ナイト・オン・ザ・プラネット』や『バカヤロー!私、怒ってます』など、タクシーを舞台にした映画は多い。
『ナイト・オン・ザ・プラネット』が描いた“対称性”も、『バカヤロー!私、怒ってます』が描いたことも私の乗った車内でも起きていた。
だから、運転手と会話している間、映画的なものを感じていた。
そして、なにかを拾った・・気がする。
みかんは、そんなことの象徴だった。

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開会式を見る

オリンピックの開会式を初めてちゃんと見た。
しっかりと小林賢太郎の足跡が残っていて、ほくそ笑んだ。
小山田圭吾の代わりらしき音は陳腐なものになったが、あそこらが妥協点だとも思った。むしろ、よく穴埋めしたな・・と思う。

歌手が出てきたが、反応できない自分。
だれ?
笑えてくる・・。
リオのオリンピック開会式で、カエターノやジルベルト・ジルが出てきて狂喜した。
そんな私は、日本のオリンピックで大事な役目を担っている歌手がわからない。

だから、上原ひろみが出てきて安心した。
「あ、知ってるーぅ」
相変わらずのパフォーマンスになるはず。これから・・と思ったら終わった。
オリンピックだからね。

・・・・・・

小林賢太郎のラーメンズ時代のネタは、ガラパゴス日本らしい悲しいお話だ。
しかし、ガラパゴス日本にも検閲はあるはず。そこが疑問だ。

もうだいぶ昔(小林がラーメンズをやっていた頃)。
北朝鮮が「憧れのパラダイス」だと思われていた過去をメタファーとした文章を書いたことがある。
しかし、編集者の検閲に引っかかり削除させられた。
若い私は不満だったが、仕方がねー。
そこら辺の政治的な感覚はまったく持ち合わせていないから従っておくことにした。
小林は、そうした検閲に恵まれなかったのかもしれない・・。

ブロックチェーン技術がなくとも、私たちの世界はすでにいろんなことが時間の経過によって証明される時代にある。
ネットを検索すれば、あらゆる黒歴史が痕跡を残し、その人物を語る。
最近は、中国武漢ウィルス研究所のような国家機関の過去まで、ボランティアによって暴かれるような状況になっている。

「まー、そんな時代になるはずだよ。だから積み上げておかないとね・・」
私は、そんなことを2003年あたりに言い出して、周辺の人にいろんなことを推奨してきた。禁止したこともある。

刹那では生きられない時代には、すでに20年前からなっている。
でも、周辺は刹那な事象でいっぱいだ。SNSなんてやっていられない代物だと思うが、基本的にみんな無防備のまま今日まで来た(そもそも、人ってのは刹那な生き物ですからね)。

文字が創造され、記録が人の世界を飛躍させた。
その記録が足枷にもなる・・という時代が来た。
もちろん、今までもそうだった。だから多くの記録は消されてきた。
でも、今は大量のゴミ(記録)が即刻共有化されていく。事態はもっと深刻になった。

さらに、『攻殻機動隊』がすでに警告的に描いたことが加わる。
「ビッグデータ」と一言で表現されているものだって、その中味は欺瞞に満ちているかもしれない。

・・・・・・・

オリンピックの開会式は楽しかった。
終わりの忽然な感じがいい。
観客がいないことで起きた貴重な空気だ。
高校時代の文化祭の終わりを思い出してしまった。

そして、思った。
思い出は思い出でいい。情報にはしたくないものだ・・。

追記
歌手のことは今もわからない。
調べりゃいいことだが、名前がわかっても情報にさえならないからね。

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