ここのところセミナーの準備で書斎にこもっている。
本を書かなくなったので、書斎にこもるのは久しぶりだ。
書斎の仕事は良い音を聞きながら仕事ができるのがいい。
部屋中にアナログレコードを広げて、音を楽しみながら仕事している。
久しぶりに、ビートルズのファーストプレスを聞き進めてみた。
やはり圧倒的。
超超プレミアムの『Please Please Me』は当然として、2枚のラウド盤もいい。
『Revolver』は、やはり超がつくあのレア盤。誤って『Tomorrow Never Knows』の別バージョンを刻んでしまった本当のファーストプレスだ。
2014年に販売された『Mono Masters』と聴き比べをしてみた。
一聴で、勝負にならないと知覚。
なんで、こんなもの買ってしまったのか・・。
オリジナル版より良い音があるかも?と思ってしまった自分を呪った。
冷静に考えれば、そんなに耳が良いわけでもない。
だから、それほどに掘り込んでいく必要もないはず。
しかし、毎度毎度繰り出される再発モノにフラフラ。
家には、同じジャケットが何枚も並ぶ。
これになんの意味があるのか?
ハイエイタス・カイヨーテの新譜を聞きながら、なんだか八方塞がりな感じの自分の趣味を憂いた。
音楽で、「おおー、こんなの聞いたことねー!」って叫んだ最後は、いつだったか?
もうだいぶ遠い昔で、それはサリフ・ケイタとの出会いくらいまで遡らないといけないのかもしれない・・・・(後で記憶をたどってみよう)。
もちろん、今も良い音楽はたくさんあるとは思っている。次々出てくる日本の若手ミュージシャンもいい。でもね、おじさんの耳は、ある種のカテゴライズをしてまうのだ。そこをすり抜けてきて、さらに胸キュンもするってなると、ちょっとないんだよなー。
だから、仕事しながら音楽聞いて、もとい、音楽聴きながら仕事して、とても幸せだけど、ある種の飢餓感があるのも事実。困ったものだ。
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