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『年末年始のごあいさつ』

年末のごあいさつ

どう対処するかというと、待つんです。
30秒かもしれないし、10分かもしれません。

時間は気にしなくていい。
何も押し込む必要はない、とわかるまで待つんです。

(Julian Lage)

ついに、日本経済は曲がり角を超えました。
古い市場が後退し、新しい市場が現れました。

同時に、グーテンベルクの発明からはじまった「知の大衆化」が終わりを迎えようとしています(すでに、終わっている可能性もあります)。

何もかも通用しなくなる事態がやってきます。
でも、われわれができることは慌てないことです。
自らの必然を無視して、可能性ばかりを追いかけない(@キルケゴール)ことです。

課題には必ず答えが存在します(@ドラッカー)。
だから、課題を見つめることです。
安易に結論を出さないことです。
人間は迷いつつあるとき、必ず空想的になります(@亀井勝一郎)。
ここは勝負どころです。
“存在”の勝負の時代がやってきました。
もうごまかしはできません・・。

キルケゴールの言葉を味わうべきです。
「自らの必然を無視して、可能性ばかりを追いかけない」
そして、ジュリアン・ラージのささやきを再確認しましょう。
「時間は気にしなくていい」
忍耐が続きます・・・。

今年も1年が終わります。
大変お世話になりました。
そして、ありがとうございました。

2025年12月26日

岡本吏郎

年始のごあいさつ

「疑問の継続性」(@亀井勝一郎)

新しい時代の勝負は、「疑問の継続性」で決まります。

私たちの手元には、生成AIという知の集積があります。
しかし、彼のスキルを当てにしてはいけません。

私たちが安易に回答を求める限りは、21世紀のプロタゴラスと化すだけです。答えは平凡。知っていることから答えをでっち上げるので信頼もできません。

彼は私たち質問者の鏡です。
私たち上司の能力に応じた能力しか発揮しません。
それも上司に忠実ですから、意外な結果をもたらすこともありません。

土木機械が、私たちを肉体労働から解放したように、生成AIは私たちを
単純な知的労働から解放します。
そして、それゆえに、世界観がより重要になり、それに応じたプランが
大事になり、何においても「課題(=疑問、質問)」が決め手になってきます。

だから、質問のセンスがすべてを決める時代に入りました。
そして、疑問を継続する忍耐の時代になりました。

意識的に。
理知的に。
そして、忍耐強く。

また1年がはじまります。
今年もよろしくお願いします。

2026年1月1日

岡本吏郎