『年末年始のごあいさつ』 2002 - 2003

年末のご挨拶(2002年末)

  • 自らを鍛える

    「天才というものは努力する才能である」

    (ゲーテ)

    ある三代目の経営者がいます。
    彼は、時代から取り残されてしまった製品を作る家に生まれました。
    そして、彼はその製品を売るために今日も悪戦苦闘しています。
    では、彼に未来はないのか?
    いいえ。あります。

    なぜならば、彼は現実を享受しつつ、やるべき事をやっているからです。

    今年、卸部門の売上は激減しました。
    しかし、彼は直販部門の売上を10倍にしたのです。
    この苦労は並大抵のものではありません。
    彼は、今年一年で普通の人の五年分以上の経験をしたはずです。

    私は彼に拍手を送りたい。
    そして、これからも一緒に歩んでいきたいと思います。

    彼に限らず、今年は多くの方がこういう経験をした年だと思います。
    ほとんどの商品が成熟期に入り、
    今までの売り方を続けていても結果は出なくなりました。
    しかし、みんな条件は一緒です。
    条件が一緒ならば、努力をしたものが成果を得るのは当たり前でしょう。

    暗い時代のように言われますが、今は良い時代なのかもしれません。
    ずる賢い人や利権で稼ぐ人、過去の遺産で食べる人、
    補助金などをアテにしている人たちが急激に沈み、
    本当に努力を続ける人に光が当たる時代になったのではないでしょうか?

    しかし、その努力も単に汗を流す類のものでは、もはや結果を生まない時代です。

    自らを鍛える。

    これだけが成果を生む、そんな時代が始まり、そして続いていきます。

    皆さま、本年も大変お世話になりました。
    今年一年も皆さまのおかげでたくさんの良いご縁をいただき
    充実した一年を送らせていただきました。
    来年も今年同様にお付き合いのほどをよろしくお願いいたします。
    そして、皆さまが大きな夢に向かって順調に進まれることを
    お祈り申し上げております。
    ありがとうございました。

    2002年12月25日

    岡本吏郎

年始のご挨拶(2003年1月1日)

  • あけましておめでとうございます。
    今年もよろしくお願いいたします。

    「プッシュとボタンを押すんですよ!」
    東京のフォトリーディングセミナーに参加したSさんは言った。
    「プッシュとボタンを押してしまえばいいんです・・。」

    リセットは終わりましたか?
    始まりますよ・・・・・。
    次の時代は、リセットがコツなんです。

    新しい時代がやってきました。
    ある人に言わせると、今年は時代の波動が明治維新の波動と同一なんだそうです。
    それを解釈すると、時代が繰り返すと解釈したいところですが、
    私はあまりそういう解釈をしたいとは思いません。
    しかし、明治の最初の10年が激動だったように、
    時代はジェットコースターのように上へ下へと乱舞しそうな感じです。

    こういう時代には何をしたら良いか?
    私は意外に動かないことが重要に思えて仕方ありません。
    戦後、北朝鮮をユートピアだと思って、
    北朝鮮に渡っていった在日朝鮮人の方々がどうなったか?
    そこには地獄が待っていたと言われています。
    こういう時代には、こういった「こちらがユートピアよ!」というものが
    多く出てくることでしょう。
    例えば、今、流行りの資産の海外逃避なんかもそういうものの一つだと思います。
    また、そういう物理的なものでなくても、益々、「思想に逃げる人」が
    増えるはずです。

    では、まったく動かないでじっとしていれば良いのか?
    それもお話になりません。

    「人間、維持しようとするときに駄目になる」

    (桜井章一)

    この一言で説明は不要でしょう。
    では、どうするか?

    そりゃ~、リセットしかありません。
    プッシュ!とリセットボタンを押してみましょう。

    あなたがあなたをリセットした時が、本当のあなたに戻る時です。

    フォトリーディングでもそうです。
    顕在意識の満足を辞めてしまったとき、本当の顕在意識の満足が待っています。
    (でも、これがみんなできないのよね・・)

    一回、リセットをして、静かに時代を感じてみましょう。
    そこには、今までと全く違う景色が見えるはずです。

    そして、勇気を持って一歩を踏み出しましょう。
    新しい冒険の始まりです。

    2003年1月1日

    岡本吏郎

    【追伸】
    毎年、年始のご挨拶では、私どもの年間方針や計画を偉そうに話してきました。
    今年から、それは辞めようと思います。
    もう、そんなことをやっても意味のない時代を迎えたからです。

    しかし、古くからのお客さまは私どもがどういう状況にあるか
    分かりづらくなってきていると思います。
    また、最近ご縁をいただいた方々も、あいつら何をしているのか?と
    思っていらっしゃるかと思いますので概略を説明させていただこうと思います。

    昨年12月に「合資会社 オルタナティブ・シンク ケセラセラ」を設立しました。
    この会社の行うことは主にホールセールが中心になりますので、一般の方々には
    まったく関係ない会社ですが、時に水面上に現れることもあると思いますから
    よろしくお願いします。
    これで、私どもグループは、4つの組織を持つことになります。

    そして、北海道から台湾まで各地の顧問会員、電話コンサル会員、
    ニュースレター会員とご縁をいただいています。
    また、フォトリ-ディングなどのセミナーを通し、中小企業の方々だけではなく、
    サラリーマンや学生の方々とのご縁もできてまいりました。

    今年も更に新しいパラダイムを創造しながらチャレンジしていこうと考えています。
    ただ、個人的には、やりたいことよりも、やらなければならない使命のようなものが
    増えつつあり、多少、閉口しています。
    細かいサービス内容は、順次ホームページで公開していきますので、
    ご確認いただけれればと思います。
    また、ホームページ上の「ケセラセラ日記」や「無料メールマガジン」についても、
    今まで同様、ご笑読いただければ幸いです。