月: 2009年4月
【無理に哲学】

2009/04/15(水) 05:34

おもちゃ

欲望の実現ではなく、

むしろその絶えざる可能性こそが必要なのだ。

            (一応、キルケゴールですが、
                  言葉は、竹田青嗣さん)

打ち手が広い道を行く・・。

というのが、私の個人的モットーですが、

世の中的には、欲望の実現に向かう人の方が多いようです。

これはありがたいことですが、何が楽しいんでしょう?

おもちゃは、来る前までが楽しいのにね(子ども時代を思い出して・・)

【無理に哲学】

2009/04/14(火) 05:29

迷信

過度の不安を伴う非常な危険、

もしくは苦悩に満ちた状況下においては、

迷信はとくに表立ってくる傾向がある。

                (グスタフ・ヤホダ)

・・ってことは、

現代は、

過度の不安を伴う非常に危険な状態にあって、

苦悩に満ちた状況下にある

・・・ということね。

単に、

人間が弱っちくなっただけに思えるけど・・。

・・というか、経済計算ができない人が増えたってことかな?

【無理に哲学】

2009/04/13(月) 05:13

不快

重要なのは、

いかに不快であっても

症状に抵抗したり、

さげすんだり、

避けようとしてはならないことである。

そこには、それを解消する

鍵が含まれているからだ。

            (ケン・ウィルバー)

むしろ、

重要なのは、

いかに不快にむかっていくかにある。

避けるどころじゃありません!!

【無理に哲学】

2009/04/10(金) 05:01

知る活動

知る活動は、”機械的”側面が大きい

                       (外山滋比古)

あらゆる精神活動のうちで

最低のものは、

算術的な精神活動である。

その証拠は、

それだけが機械によってもなしとげられる唯一のものである、

ということである
 
                       (ショーペンハウエル)

ショーペンハウエルさんへ

人間は進化しました。

そして、知る活動も最低のものになりました。

教えてください。

次に、最低になるものって何でしょう?

【無理に哲学】

2009/04/09(木) 04:53

手帳

さて、これからはライナス、

自分で考えるんだ・・誰にも

アドバイスなんかさせるなよ!
 
              (チャーリー・ブラウン ) 

人の考えた手帳なんか使うなよ!

を加えてください。お願いします。

【無理に哲学】

2009/04/08(水) 04:40

敗者のゲーム

*******************

戦略上のミスを最小にした者が勝つ

           (チャールズ・エルス)

*******************

チャールズ・エルスが、昔、このことを言った時は
衝撃でした・・。

あれは、就職して2年目くらいのことで、
まだわからなかったけど、

その後、このことが投資以外にも当てはまることを知って、
今に至るわけですが・・。

転職ブームや起業ブームに踊らさた人のほとんどは、
きっと、このことを知らなかっただろうな~。

でも、この「戦略上のミスを最小にする」というのは、
退屈。
全然、劇的ではない。

したがって、リスク選好型の人には合いません。

でも、ほとんどの人はリスク回避型のはず。
踊らされて、リスク選好型を決めている人が大半でしょう。

でも、こういう世の中だと退屈。
嫌な人の方が多くても仕方ないかも・・。

**************

死ぬほど楽しい、毎日なんて、

まっぴらゴメンだよ。

暗い顔して、2人でいっしょに

雲でも見ていたい。

夕日の中で
夕日の中で

        (フィッシュマンズ『DAY DREAM』より)
***************

同意です。

【苦しめTAROお仕事LIVE】

2009/04/07(火) 05:24

岡本吏郎の“古典から考える人生戦略

・・・・なんて無料メルマを始めています。(※現在は配信を終了しました)

当面、荘子を読みます。

どうして、荘子から始めるかというと、
中国の思想家の中で私が一番好きな人だからです。

配信は、毎日。

量が膨大なので、毎日やらないと、次に行けませんから・・。

ただ、ある程度、来ると、同じ事の繰り返し。

&他の古典でも似たことが多くなりますから、3年もやっていれば、

ある程度の岸には、一応着きそうです(実は、その先が長いですが・・)。

興味のある方は、ご登録ください。(※現在は配信を終了しました)

ブログよりも真面目にやっていますから・・・・・・・。

【無理に哲学】

2009/04/06(月) 05:04

バッファという価値

彼らは学びもせずに教えたがり、

   働きもしないのに引退したがり、

      成熟しもしないのに腐敗したがる。

彼らは努力しないことが自由であり、

      刹那的充足が力だと考えている。

               (エリック・ホッファー)

もう少し付け加えると、

承認を得たい人ほど、教えたがる傾向がある。

そうそう、
承認を得たい人ほど、治したがる・・というのもありますね。

教えている人を見たら、病人と思え・・と言うと言い過ぎですが、
確かに、そういう人はいて、増加中ですね。

働きもしないで引退・・とうのは、最近、プチリタとか言うそうですね。

まぁー、人間は幻想好きですからね。

「バカ言ってないで、まじめにやれ」
というオヤジが弱くなっただけでしょう。

いろいろ畑で作っていると、
成熟しないで腐るものって結構あります。

したがって、人間にそういうことがあるのも必然かも。
自分がそうならないことを祈るだけです。

でも、ホッファーは、15歳から人生がはじまったようなものですから、
そういうのは許せないんでしょうね。

実は、努力をしていない場合は、
”努力しないこと”で自由は得られません。

最初から、”努力しないこと”をもって、
自由と考えるのって、おかしいですね。

政策金利を下限まで下げてしまって
次の手がない日銀みたいです。
政府が刹那に考えて、
日銀の金利上げを阻止した結果です。

努力=向上と見る向きが普通ですが、
実は、努力ってバッファですよね。

最近、資格を取るのが流行っているようですが、
すでに、資格にバッファってないのに不思議です。

せっかくの努力がバッファにならないなんて
かわいそうすぎます。

どうして、そんな時代に資格なんでしょう?

追伸
先週のフィッシュマンズの詩にはじまりまして、
時々、こんなものを掲載していきます。

これは、次の企画のためのメモのようなものです。

【無理に哲学】

2009/04/03(金) 05:26

フィッシュマンズと双曲割引

ドアの外で思ったんだ。

あと10年たったら、なんでもできそうな気がするって。

でもやっぱりそんなのウソさ。

やっぱり何もできないよ。

僕はいつまでも何もできないだろう。

         フィッシュマンズ『IN THE FLIGHT』より

今、すぐにやらない・・というのは、行動経済学で言うと、
割引率の低い人。

でぇ、10年たったら、やっぱりやらない・・という結論は、
行動経済学では双曲割引で説明しているところ。

フィッシュマンズの詞を、そんな風に分析するのは変ですが、
昨日、ニュースレターの『今月のワーク』の原稿を、
フィッシュマンズをネタに書いていたら、

佐藤伸治という詩人と経済学という極に見えるものが
案外相性が良いことに気づいてしまいました。

トイレの中で思ったんだ。

あと1週間たったら、夏休みの宿題ができそうな気がするって。

でもやっぱりそんなのウソさ。

やっぱり何もできないよ。

僕はいつまでも何もできないだろう。

         
子供時代に夏休みの宿題を最後に慌ててやるタイプの人(=双曲割引の高い人)は、
大人になっても同じ傾向があるそうです。

【大衆食堂の人々】

2009/04/02(木) 04:50

定額給付金

休みの日、朝寝坊をしていると、
子供が入ってきて言った。

「消費喚起が目的なんだから、
定額給付金は子供に直接渡すべきだ!」

それに対して、

「あんなものは、払った税金の戻しでしかない。
官僚は人をバカにしていて、理屈に合わない税金も
平気で取っているから、その一部の返還だ」

と言ったら、

「あー、そういうと思った~」

と反応。
しかし、再び、

「景気をよくするのは大事だ!」

と言うので、

「では、不況期の”お金”の意味を話そう。
そうすると、今回の国の政策がアホだとわかるから・・」

と身を乗り出したら、逃げていった。

こうして、定額給付金は無事守られることなったとさ!

追記

そもそも、官僚の考えるままに、
好きに税金を取っていく今の状況を考えると、

定額給費金の本質は、

預かり金でしょう。

官僚が、その徴収を一回留保したもの
と表現してもヨシ。

まー、消費の財源の本質は、どれもそうだから、
目くじら立てて言うことでもないけど・・。

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