月: 2006年11月
【無理に哲学】

2006/11/15(水) 05:59

かっこよさ

なるべく東京では歩きたい主義。
そんなわけで、2駅分くらいはよく歩く。
昔は銀座とお茶の水をよく歩いた(今、考えると暇と体力だけの奴?)。

そういういつもの習慣で溜池山王から四谷まで歩く。
赤坂見附から四谷に向かうお堀では平日というのにのんびりボートの人々。
その中に釣りをしている若者一人。遠くで同様のおじさん一人。

「んーー、いいなーぁ」と思っていると、「釣り禁止!!」の立て看板。
お堀周辺には、警備関係の警察官多数。
ますます、「んーー、いいなぁ!!!!!!」という感じ。

うまく言えないんだけど、この気分だよな~。
このケラケラした開き直りみたいなものが好きなのだ。

そこで釣り人を見ながら哲学。
「反骨は、何をするにも大切な基本だ」

時々、この「反骨」を、したり顔でバカにする人がいる。
反骨ってのは、そういう人からそう見えるから反骨なんだけどな~。
大衆的思考や世の常識、そして人マネってものさしでウダウダ言う奴って邪魔なんだよ。

でぇ、反骨側も時々自分のオリジナルを忘れて、したり顔のバカに寄り添いそうになる時がある。
まぁ、人間はそんなに強くないからね・・・。

でも、ここら辺の気分や気風を放棄するくらいなら、商売なんてやめたほうがいい。
でもって、そんな目で見ると周辺は悲しいものだらけ。

でも、気骨の人は世の中にいるもので、そういう人たちと飲めるのはうれしい。
先週のVIPミーティングにはじまり、今週はそんな飲み会が連続しているので楽しい。

【無理に哲学】

2006/11/14(火) 05:35

力が抜ける・・。

『さおたけ屋・・・」がベストセラー以来、この手の題名が本屋に溢れている。
『ベンツ・・・」も同様で、ついでにこれも売れたので当然か・・・・・・・。

そんなわけで、こっちにもそんな本を出さないかという依頼が来る。
そんな話が来ると、
「それは、”さおたけ屋”の山田さんに任せておけばいいじゃない!」
って返事。

実は、今、フォレスト出版に出してある原稿の題名でも、この手の題名にならないか心配している。
まぁ、内容はまったくその手のものではないので、大丈夫と思っているけど、ちゃんとした題名のアイデアを出していないときに、出版社に題名を決められるとロクなことがない過去の経験がトラウマ。

そういえば、昨日伺った方の本も、「えー!?」って言いたくなるような企画になって某出版社から出版されていたっけ・・。

あまりコアになるのはいけない。それはわかる。
しかし、大衆狙いとはいえ、頭を使わない仕事ってどうなのか?
あまりにくだらなくて力が抜ける。

大きな声で、あの手の題名の本不買運動なんてのをやりたいよな。
そうしないと、仕事の質が落ちるばかり。
すでにTVのバラエティー番組並みだと思うね。

そこで哲学。
「一つの成功は、多くの陳腐を生む」

ところで、よく聞かれるので、小さな声でお答えしておきますが、私は『さおたけ屋・・』はバランスの取れた良い本だと思っています。文章もお上手ですよね。ただし、5分もかけてないので熟読ではありません。あしからず。

しかしなんだよな・・。
単に渋いお酒好きと軽いお酒好きという領域は完全に超えているよな。
こうして大橋巨泉はTVから去って、立川談志は「民衆嫌い!」と高座で叫び、北野武は、TVでは寝ている・・ということになっているのね。

まぁいいや。仕事仕事。
ここだけが、「均衡」探しの、そして目的地に決してたどり着かない旅だもんね。

【最近賞味したもの】

2006/11/13(月) 05:37

『ナチョ・リブレ』

ジョン・ランディスが思いっきりくだらないことをするのが好きである。
ちょっと引き気味になるあの感覚がたまらない。

でもって『ナッチョ』である。
『スクール・オブ・ロック』は見てないので、その代わりという意味もあって見に行く。

んー、ジョン・ランディスばりのくだらなさを期待したけど、いまいちか?
印象とは違って、案外まとも。
監督がジョン・ランディスなら、もっとくだらなくなるのに・・。
要素がいっぱいあるだけに残念。

それでも、よくこんな映画撮るよな~。
どういう経過でこういう映画作ることになるんだろ?

ついでに買い付けの人のセンス。
どうして、こんなものを買い付けたんだろ?
まぁ、予想としてはバルグで押し付けられた可能性が大だけど・・。

この手の映画はB級よりも大きくへたったC級ちゃん。こんなものを買い付けたドラマの方に気が向いてしまう。
こういうのを買い付けてしまう人、大好き。
資本主義もエンターテイメントもけっこくった度胸と愛嬌。んー、愛だな~。

まぁ、それはそれとして、渋谷の夜、2006年11月にこんな映画をやっているシチュエイションと、そんな映画を夜に見ている大人約6人のアホさ加減がいいですね!!
買い付けした人から箱での上映を決めた人、映写した人から受付の人、そして私を含めた鑑賞者。もう、これらの人たちの共同作業と言ってしまいたい。

【最近賞味したもの】

2006/11/10(金) 05:42

『フラガール』

話題の映画。

しかし・・・・。
安易じゃないか?
また、このパターン。

とても題材選びがうまいし、脚本もいい。役者もいいし、カメラも悪くない。
&ハワイのリズムも当然好き。
だから、悪いわけはないけど。
素直に拍手はできない。

ところで、日本映画は、経営的視点で見ると面白いものが多い。
この映画はその典型。

この映画のオカモト的裏のテーマは、「戦中世代と団塊世代の悲喜劇」。
ちょっとかわいそうな話だと思う。

ラスト近辺で「あれ、おれのかーちゃん!」と叫ぶ子供。
彼が、この映画の本当の主人公(だと思う)。
そして、SKD出身の踊りの先生(戦後世代)の本当の継承者。

団塊の世代の母とその息子は、フラダンスで場を共有したように見えるが、違うベクトルを歩む。
それが時代の構造。

戦中世代の主人公の母は、主人公の踊りを見て、「自由」を感じるが、それは勘違い。
彼女は、母の立派な継承者であり、アンチ自由の人なのだ。

あくまでも大きな流れは、戦後世代(SKD)と断層世代(息子)の物語。
映画のメインである母と娘はパイプ役なのだ。

そこには典型的な日本の戦後がある。

・・・なんて見方で見たら参考だらけ。

ただし、李相日監督は確信犯だと思う。
だって、『69』も撮っている。
間違いなく確信犯(だと思う)。

どうして、彼がここをテーマにするのかが知りたい。
そして、表面的な娯楽性の裏で、ここらへんを描く手法は見事だ。

もし、李監督が、そこを狙っているならば、すごく喜ぶ題材がある。
んーー、それを映画にして欲しいな~。

ってことで、本日のVIPミーティングでは、メインテーマに『フラガール』が語る時代構造を絡めてお話します。
それが、これからのマーケティングを考える重要な要素になりますので・・・・・・。

なお、この映画の裏の見方はだいぶ気に入っているので、今後、私の話では角度をかえていろいろ出てくると思われます。
私の話を直接聞く機会の多い方は、ご覧ください。見ておくと便利です。

追伸
大閑道人さん、お名前を間違ってすいません。
目は「道」と見えていたんですが、頭は「閑と動」の対比を喜んでいました。
あくまでも「閑」ですね。大好きな言葉です。

【TAROの日記】

2006/11/09(木) 07:26

数字って奴

「どう反応しようかなーぁ、メルマの方かな~」なんて思っていたら、大閑動人さんのレスが入ったのでちょっと反応します。

まずは、村中さんの発想にうなりましたね。
考えたこともなかった。

と同時に、この疑問は、私が「日本人はいつ天動説を受け入れたのか?」という疑問を持ったときのものと似ていると思いました。
何と言うか、国語の試験に数学の知識を持ち込むような。そんな感じです。

西洋は西暦だけど、彼らの西暦が私たちの感覚と同様の西暦に理解がされたのは、インドからゼロが入ってから。それまでは、XVIIなんてやってたわけで、これは、『リスク』という本でバーンスタインがページをローマ数字でつけるという暴挙をして、ふーんとみんなが思ったところです。

XXXVVIIなんてやっているのも、文治元年なんてやっているのも、違いがない可能性もある。
調べはここらへんからつけていくべきかな?なんて思いました。

もう一つは、私たちが今の時間という概念をいつ手に入れたかですね。
今の私たちと昔の日本人が果たして同じ時間概念を持っていたのか?
まぁ、上記疑問の言い直しでしかないのですが、そんなことも思います。

ところで、私は昔、日本の総理大臣とアメリカの大統領をすべて順番に言うことができました(高校生の頃、何考えていたのかね・・?)
すでに、今の時間概念を手に入れている私には、100%の比較はできませんが、首相や大統領の無機質な並びにはちゃんと独自の時間概念があります。
これは経験したものにしかわからないと思いますが確かにあります。

でぇ、そういうことを考えると国語の問題に数学で答えようとしていないか?という疑念を持つわけです。

とりあえず・・。

あー、時間がなーーーい!
出かけるぞ~。

【無理に哲学】

2006/11/08(水) 05:51

タナトスちゃんがやってきた・・。

皮肉なものである。
昨日書き終えた原稿。終わりから2つめの話題は「タナトス」。

でぇ、この話しって、マンマ当社の今の状況だったりしてきた。

ガラっ!て音がして、スタッフのみんなもその音を聞いたような感じ。
それが起きた。

みんなでジャンプ台に乗ってしまって飛び込みをまっているような感じ。
まぁ、仕方がないは・・・・・・・。
今度の旅は、どうも大きくなってきちゃったな・・。

それも、ずいぶん今までの旅とは質が変わってきてしまったような・・。
間違いなく第二創業でしょうな。

別に数ヶ月前は何も考えてなかった。なのに、「これは問題だ!これも問題だ!」と思っているうちに、ジャンプ台は用意されてしまったのだった。

そんなわけで哲学。
「どこまで行ってもタナトスはやってくる」

偉そうに24の法則を肴に世の渡り方みたいなことを書いた本が新刊です。
12月くらいに出るかな?

のんびりしてたら、突然急がされて、なんとも素直に書いてしまった本。
まぁ、企画されたのは2003年12月。3年たってるもんね。早いな~、時間がたつのは・・。

当初出版に参入することが決まったとき決めた10個のアイデア。
そのうち5つは既に執筆済み。

突然の企画もの&思い立って書いたものが4冊。

1冊は、10個の当初企画の亜流(自費出版)。

そして、本当に久しぶりの当初企画もの。1年半ぶりですね。
まぁ、参入して3年で11冊。

すごく仕事していることを考えると驚異的かも?

来年も当初企画10個もののうちの一つが12月に発売予定。
これはかなり厚い本になる予定(変わったりして!)。
したがって、1月から書き始めます。

なお、今回は、本当の企画だと3冊分のボリュームがあったので、これから残り2冊分の出し方考えます。
自費出版の気持ちもあったけど、今は疲れているのでその気なし(だいたい、本当に煙が舞うほど忙しい。昨日なんて、どう考えても3日分くらいの仕事した・・)。
今の状況だと有料メルマかニュースレターでフラフラ書いていく予定です。
えー、12月頃出る本の宣伝でした。

本当にタナトスなのか?(独り言・・・・・)

【無理に哲学】

2006/11/07(火) 05:27

思考は現実化する

なんて言ったらいいんだ・・・・・ぁ。

考えてみたら、思った。
あれは大学一年の時。
「んーー、やりたい」って思った。

パンタの名ライブ盤『TKO・ナイト・ライト・ライブ』。
あのアルバムの『裸にされた街』で聞ける「パンターぁ!!」という叫び声。
「あーーいいな・・」と思った。「オレもやりたい」と思った。
うらやましかった。

・・なんてことは全て忘れて44歳のオカモト君。
家族サービスで連休に遊びに行った。
カーステには、『マニアの受難』。ムーンライダーズの映画のサントラ盤であり新譜。
日比谷野音でのライブの模様を収めたCDは終盤に・・。
ゲストはパンタ。そこで聞こえる叫び声「パンターーーーぁ!!!!!!」

何だ、俺の声じゃん!
しかも3発。バカだね~。
家族の乗る車の中で、お父さんの叫び声が聞こえる不思議・・・・・。

そこで月並みな哲学。
「やっぱり思考は現実化する」

ただ、思うことがたくさんあるんですよ。
どうして、こんなことまで実現するのか?
こんなたわいないこと(と言っても、本人はとてもとてもうれしい・・)でも実現して、この後の人生はどうなるのか?
んーーーーーー、最近は、たわいないことの実現が凄すぎる。
無敵に近い。
こういうときは用心だな・・。

【苦しめTAROお仕事LIVE】

2006/11/06(月) 05:59

面接三昧

んー、面接三昧中。
へどが出るほど入ってくる。

当社は、基本的に、面接はスタッフの仕事。
私は確認面接だけ。

ところが、ちょっとここは大きく組織を変えるもので、スタッフを横に付けて自分で面接しています。

でも、やってみてわかるのはスタッフの勉強にはいいということ。
面接が終わってから、質問の意味。相手の反応の意味などを解説してあげると、「フムフム」と納得している。
いつも言っていることの意味がナマの面接場面でわかるという感じ?
人のことで自分がわかるという感じ?

まぁ、だからといって、すぐにできるわけではないから、今まで通りチェックリストで対応してもらうけど、こういう部分の委譲も少しずつ考えたいな・・。

相手にも一生のことだけど、こっちも一生のこと。
まぁ、お見合いです。

だから面接は大変。
正直なところ好きでもない。

組織のバランスも動いていく。
まぁ、今までの人も大変ですな。

【苦しめTAROお仕事LIVE】

2006/11/02(木) 07:48

来た!!

朝、どうしてもトレイシー・ゾーンが聞きたくなる。
ところが・・、ない。

エブリシング・バット・ザ・ガール(EBTG)では、どうしてもダメ。トレイシー・ゾーンでなくてはいけない・・と身体が言う。

「T」の場所を見ても「E」の場所にもない。
時間は、すでに6時を回った。
後1時間。
貴重な朝の時間が過ぎる。
しかし、身体がゆずれない・・と言う。
目の前には、似たような音楽がたくさんある。しかし、トレイシーでないと身体が納得しない・・。

身体の言うことなので、無駄な時間を使いトレイシーを何とか見つける。
「何で、こんなところに入れたんだよ・・」

やっと机に向かう。
正直、昨日から原稿が行き詰っていて書く気がしない。
かなり追い込まれているので、やる気がなくてもとりあえず机に向かう自分。
こういうシーンは大嫌いである。

背後で鳴るトレイシー。1982年に一斉を風靡したその音。そして、朝の景色。
思い浮かんだ映画のワンシーン。

気づいてみると、書けなかった原稿が前に進み、ちょっとアゴをあげていた状況が打開していた。
久しぶりに、「あいつ」が来た。
時間にして30分ばかりでしかなかったけれど、気づいてみたら目の前に原稿がある。
それも30分では普通書けない量をこなしている(そして、おまけもある)。

んーー、やはり、「行き詰まり」とか「ムダ」は大事だ。
「人生の行間」だ。

当然だが、「行間」と表現した時点で、そこには「存在」がある
生じた「行間」はムダではなく必然。
決して、ただ白いわけではない。
そこには抜けた瞬間のエネルギーが充満している。

【無理に哲学】

2006/11/01(水) 06:04

ミカバンド・・・・・

サディスティックミカバンドの一時の復活。
2回目か・・。

1回目の瞬間復活は冷めていて、まったく聞かなかった。
桐島かれんだったっけ?

ですが、さすがに2回目ともなると、ちょっと聞いておこうかな・・?などと思ってしまう。

んーーーーー、何というか可もなく不可もない。
音を聞けば、誰の曲かもわかる。
シングルになった曲(『愛的相対性理論』)なんて、往年のいー加減さを復活させようと言う気分が十分分かるけど、んーーーーー、若いときのいい加減さにはかなわないな。

何か、キャピキャピのガキが円熟してしまった悲しさみたいなものが先に感じる。
現役度ゼロ。
今、子どもがこれを聞くとどう聞こえるんだろ?
マヒナスターズみたいに聞こえてたりして・・。

そこで哲学。
「型ってのは、発見されたときが命」

空気・・・・・・・・。
ここのところ倦怠感のワタクシメも思うのですが、空気が戻ってこない。
ミカバンドのみなさまは、同窓会なので、空気なんて関係ないんだろうけど、こっちは、これを聞いて、空気を取り戻したくなりましたね・・。

このミカバンドには、今井裕がいない。
サディスティックスの要でもあった彼。
個人的には、彼の「遊び」が好きだった。
まぁ、彼が入っても空気は戻らないけど・・。

追記
それにしても、変わらない高橋ユキヒロに反応ししてしまう自分は何だろう?
「まだ、こういう曲を作ってるのかよ!」と思いながら胸キュン。んーーー、複雑。

成果は、小原礼の曲だと思う。後藤次利でなくてよかったのだ・・と納得。
嫌みは言ったけど、適当にやってこの水準はある面すごいですな。ライブ見たい。
木村カエラは歌がうますぎ。不合格。

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